鉄道模型のデカールとは?必要な道具や貼り方を知ろう!

鉄道模型にデカールを貼ることで、より本格的なものが作れます。デカールを貼るためには、どのような道具が必要なのでしょうか。また、貼り方を知っているといいですよね。これから、鉄道模型におけるデカールについてご紹介します。

また、立体曲面や凸凹になっている場所に貼るコツなどもご紹介しますので、参考にしてみてください。

デカールとは?

デカールとは鉄道模型やプラモデルに貼るステッカーのことです。装飾用シートを意味し、模型をより本格的に仕上げられます。転写方法はさまざまで、ウォータースライドデカールや耐水デカール・熱転写デカールなど種類が豊富です。

ウォータースライドデカールでは、水でステッカーを濡らした後に、台紙から印刷部分を浮かせます。浮かせたものをスライドさせ、つけたい部分に移動させる方法です。鉄道模型は一般的にウォータースライドデカールを使用するでしょう。

耐水デカールは、水に濡れても溶けない仕様で、鉄道模型だけでなく潜水艦やボートの模型に最適です。ウォータースライドデカールよりも耐水性が高くなっています。また、布地に転写する時は、アイロンを利用する熱転写デカールを使用することになるでしょう。

デカールをつける時に必要な道具とは?

鉄道模型にデカールをつける時に必要なのが、デカール軟化剤とデカール糊などの接着剤です。さらに、水を入れておくための容器、移動させる時に使う筆や綿棒も必要になります。デカールを切るためのハサミやカッター、持つ時に使用するピンセットもあるといいでしょう。

なお、水を使うため、タオルやティッシュがあると便利です。劣化したものやバラバラになったデカールを補修する時は、デカールフィルムを使用します。代表的な商品はマイクロスケールから販売されている「リキッドデカールフィルム」です。

透明樹脂でできていて、ひび割れがあるデカールにコーティングすることで、補修ができます。デカール軟化剤とはステッカー部分を柔らかくするものです。代表的な商品として「Mr.マークソフター」があります。これはGSIクレオスが販売しているデカール軟化剤で、軟化作用の強さが特徴です。

しかし、使用量が多過ぎると、強力な軟化作用によってデカールが破ける可能性があるので注意しましょう。この商品は、水に薄めても使用できますが、薄めると軟化力は弱まります。鉄道模型の状態によって、水で薄める比率を変える方法が効果的です。

軟化剤と糊がセットになっているものは「Mr.マークセッター」で、あらかじめ貼る部分に塗っておくと接着力が高まります。また、軟化作用を利用して、つや消し塗装も可能です。また、軟化剤が配合されていないデカール糊の商品として、「デカールフィクサー」があります。

軟化剤が入っていないため、劣化したデカールへの使用が可能です。デカールが劣化すると脆くなってしまいますが、その時にデカール軟化剤を使用すると溶けてしまう可能性があります。よって、劣化しているデカールには、軟化剤が入っていない糊を使用するなど、使い分けが必要なのです。

デカール糊は軟化作用がないため、曲面部分には貼りづらくなるので注意しましょう。

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デカールの貼り方とは?

鉄道模型では、ウォータースライドデカールを使用するのが一般的です。デカールを貼る時、最初に使用する部分をハサミやカッターで切り取ります。デカールが薄い時や劣化している場合は、あらかじめリキッドデカールフィルムを塗っておくといいでしょう。

使用部分を切り取った後は、台紙ごと水につけて、数十秒ほど待ちます。数十秒するとデカールは柔らかくなるため、容器の縁に移しておくことが必要です。そのままにしていると、糊が流れやすくなります。軽くデカールを触り、スムーズに動くようなら貼り付け可能な状態です。

ちなみに、ゆっくり動かさないと、デカールは破れるので注意しましょう。台紙から印刷部分が動くようになったら、鉄道模型にデカール糊を塗布します。軟化剤と糊が一緒になっているものを塗布しても構いません。軟化剤を塗るとデカールが剥がれにくくなるだけでなく、艶消しにも利用できます。

デカールを貼った後は最終的に貼り付ける場所の位置決めです。細いピンセットを使用してゆっくり動かすと、綺麗に密着させられます。指を使うと破れることが多く、指に転写される可能性もあるので注意が必要です。位置が決定した後は、筆や綿棒で中央から外へ向かって水分を押し、鉄道模型にデカールを密着させます。

デカールが大きい場合は筆、小さい場合は綿棒を使うといいでしょう。強めに密着させたい場合や凸凹している時にも綿棒を使います。さらに、筆や綿棒は軽く濡らすことがポイントです。乾いたものを使用すると、筆や綿棒にくっつきやすくなります。

また、筆についた水分をこまめに拭き取ると、接着面の水分が抜けて綺麗に密着するでしょう。

立体曲面や凸凹部分にデカールを貼るコツとは?

デカールを立体曲面に貼る場合は、軟化させることが大切です。軟化したデカールを伸ばしながらパーツに合わせて貼るといいでしょう。軟化させないで貼ってしまうと、立体曲面部分のデカールが浮き上がってしまうのです。

また、デカールが浮きそうになったら、デカール軟化剤を流し込み、放置することで柔らかくなります。その後、該当部分を筆や綿棒で押し、模型と密着させるのがコツです。綿棒などで押す時は、水分や軟化剤を抜くように意識し、空気も入らないようにします。

さらに、軟化剤を使用すると破けそうな場合は、蒸しタオルやドライヤーを使って軽く温めるといいでしょう。立体曲面になじまない場合は、軽く切り込みを入れる方法もあります。

状況に合ったデカールの貼り方を知ろう!

デカールを貼る部分が2つのパーツに跨る場合、貼った後に切り離すと綺麗に仕上がります。2つのパーツをマスキングテープなどで固定し、一度にデカールを貼り付けましょう。そして、乾いたら、カッターなどで切り離します。

切り離しに使うカッターの刃が古いと、デカールがめくれる可能性があるので、注意が必要です。また、1つのパーツに複数枚を並べて貼る場合は、一気に貼ります。貼った後に、バランスを見ながら移動させていくといいでしょう。

さらに、同一箇所に重ねて貼る場合は、最初に貼ったデカールが乾いてから、次のデカールを貼ります。完全に乾かないうちに次のデカールを貼ると、シワができやすいです。

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